適応
他の解熱薬では効果が期待できない或いは他の解熱薬投与が不可能な場合の緊急解熱
用法
1回0.25g 症状により最大0.5g 皮下注・筋注 ►1日2回を限度 ►経口・直腸内投与が可能になった場合には速やかに切り換える ►長期連用回避 注意
①低出生体重児・新生児・乳児・幼児・小児・高齢者・衰弱者には5%ブドウ糖液又は注射用蒸留水で適宜希釈し注射
②皮下・筋肉内投与後,神経麻痺又は硬結等を来すことあり,以下のことに注意.尚,低出生体重児・新生児・乳児・幼児・小児・高齢者・衰弱者は,特に注意
a)注射部位については神経走行部位を避けて慎重に
b)繰り返し注射する場合は同一注射部位を避ける.低出生体重児・新生児・乳児・幼児・小児には連用回避
c)注射針刺入時,激痛や血液の逆流を見た場合は直ちに針を抜き,部位を変える
!警告
ショック等の重篤な副作用が発現することがあるので,効能・効果,使用上の注意に特に留意
禁忌
1)過敏症(本剤,ピラゾロン系化合物)
2)先天性G-6PD欠乏症(海外:溶血性貧血発現の報告)
3)消化性潰瘍(PG合成阻害により胃の血流量減少し悪化)
4)重篤な血液異常(再生不良性貧血,無顆粒球症等出現)
5)重篤な肝障害(悪化)
6)重篤な腎障害(悪化)
7)重篤な心機能不全〔重篤な副作用(ショック等)が発現した場合,極めて危険な状態に至る〕
8)アスピリン喘息(NSAIDsによる喘息発作の誘発)又はその既往歴(誘発)
注意
〈基本〉
①過敏症状等を予測するため,十分な問診を実施
②対症療法であることに留意
③過度の体温降下,虚脱,四肢冷却等出現→特に高熱を伴う幼小児及び高齢者又は消耗性疾患患者では十分注意
④急性疾患
a)発熱の程度を考慮
b)原則として同一薬剤の長期投与回避(原則として5日以内)
c)原因療法があれば行う
⑤感染症を不顕性化するおそれ→感染による炎症には必要に応じて抗菌薬を併用し慎重に
⑥他の