適応
症候性神経痛,腰痛症
用法
1日1回1A(20mL)(増減) 3分以上かけて緩徐に静注 ►鎮痛剤の経口投与が不可能な場合又は急速に症状を改善する必要がある場合にだけ使用
禁忌
1)過敏症〔本剤,サリチル酸系化合物(アスピリン等),コンドロイチン硫酸〕
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①ショックを起こすことあり→経口投与が不可能な場合・緊急に鎮痛が必要な場合のみ投与を考慮.使用に際しては,直ちに救急処置のとれる準備
②投与後少なくとも10分間は安静を保つ
③長期連用回避
〈適用上〉投与速度:患者を横臥させ,20mLを3分以上かけてゆっくり静注 〈その他〉NSAIDs長期投与中の女性に一時的な不妊の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①出血傾向(血小板機能異常)
②消化性潰瘍(悪化)
③潰瘍性大腸炎(他のNSAIDsで悪化)
④クローン病(他のNSAIDsで悪化)
⑤消耗性疾患(作用が急激にあらわれ,過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等)
〈腎〉悪化 〈肝〉悪化
〈妊婦〉妊C(サリチル酸Na)禁忌(動物で催奇形作用,弱い胎児の動脈管収縮が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止
〈小児〉
①15歳未満の水痘,インフルエンザの患者には原則投与しない.やむを得ない場合は慎重に.投与後十分に観察.米国にてサリチル酸系製剤とライ症候群の関連性を示す疫学調査報告
②高熱を伴う幼児・小児において投与後の患者の状態に十分注意.作用が急激にあらわれ,過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等があらわれる
〈高齢〉低用量から開始等慎重に.高熱を伴う高齢者において投与後の患者の状態に十分注意.作用が急激にあらわれ,過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等があらわれる
相互
〈併用注意〉
1)クマリン系抗凝血薬(ワルファリン)の作用増強→減量等慎重に〔サリチル酸系製剤(アスピリン等):血小板凝集抑制作用による出血作用,血漿蛋白に結合したワルファリンと置換し遊離型ワルフ