適応
症候性神経痛,筋肉痛,腰痛症,肩関節周囲炎
用法
血管内を避けて局所に注射:
①顔面頸骨各部:0.5~1.0mL
②肩甲部:1.0~2.0mL
③胸・腰各部:1.0~2.5mL
④その他局所:0.5~1.0mL
!警告
本剤を脊椎麻酔に使用しない
禁忌
〔硬膜外ブロック,浸潤・伝達ブロック(トリガーポイント注射等)に使用時〕過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)
〔硬膜外ブロックに使用時〕
1)大量出血やショック状態(過度の血圧低下が起こることあり)
2)注射部位又はその周辺に炎症(化膿性髄膜炎を起こすことあり)
3)敗血症(敗血症性の髄膜炎のおそれ)
注意
〈基本〉〔硬膜外ブロック,浸潤・伝達ブロック(トリガーポイント注射等)に使用時〕
①稀にショック或いは中毒症状→常時,直ちに救急処置のとれる準備が望ましい
②ショック或いは中毒症状をできるだけ回避するため以下の諸点に留意
a)全身状態の観察を十分に
b)必要最少量にとどめる
c)血管又はくも膜下腔に入っていないことを確認するため一度吸引,血液や脊髄液の出ないのを必ず確認後,注射
d)注射速度はできるだけ遅く
〔硬膜外ブロックに使用時〕ショック或いは中毒症状がみられた際に,迅速な処置が行えるよう,原則として事前の静脈確保が望ましい 〔浸潤・伝達ブロック(トリガーポイント注射等)に使用時〕血管の多い部位(頭部,顔面,扁桃等)に注射する場合→吸収が早いため,できるだけ少量で使用 〈適用上〉〔浸潤・伝達ブロック(トリガーポイント注射等)に使用時〕筋肉内注射により局所の硬結,発赤,腫脹,熱感などがみられる 〈その他〉NSAIDs長期投与中の女性に一時的な不妊の報告
患者背景
〈合併・既往〉〔硬膜外ブロック,浸潤・伝達ブロック(トリガーポイント注射等)に使用時〕
①本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質(ショックや発疹等のアレルギー反応