適応
感冒もしくは上気道炎に伴う以下の症状の改善及び緩和:鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,咳,痰,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱
用法
1回1g 1日3~4回(増減) 小児〔小児用顆〕1回2~4歳:1g,5~8歳:2g,9~12歳:3g 1日3~4回(増減)
!警告
1)本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意
2)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避ける
禁忌
1)過敏症〔本剤,サリチル酸系製剤(アスピリン等)〕
2)消化性潰瘍(悪化)
3)アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作誘発)又はその既往歴(喘息発作誘発)
4)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧上昇し増悪)
5)顆前立腺肥大等,下部尿路に閉塞性疾患 〔小児用顆〕下部尿路に閉塞性疾患(抗コリン作用により悪化)
6)重篤な肝障害
注意
〈基本〉
➊顆眠気等→運転不可
〈その他〉
①腎盂及び膀胱腫瘍の患者調査→アセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)製剤を長期・大量に使用(総服用量:1.5~27kg,服用期間:4~30年)していた人が多いとの報告
②類似化合物(フェナセチン)の長期投与で血色素異常→長期投与回避
③NSAIDs長期投与中の女性に一時的な不妊の報告
④類似化合物(フェナセチン)の長期・大量投与した動物で腫瘍発生の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①出血傾向(血小板機能異常により出血傾向悪化)
②気管支喘息(アスピリン喘息又はその既往歴を除く)(喘息悪化)
③アルコール多量常飲者(肝障害)
④絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状(肝障害)
⑤開放隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧上昇し悪化)
〈腎〉腎障害が悪化 〈肝〉
①重篤な肝障害:禁忌(アセトアミノフェンにより