診療支援
薬剤

メフェナム酸新様式運転△
1141
mefenamic acid
ポンタール Pontal(ファイザー)
 カプセル:250mg :50% 500mg/g
 細粒:98.5% 985mg/g シロップ:32.5mg/mL

適応

1手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の寛解

2変形性関節症,腰痛症,症候性神経痛,頭痛(他剤が無効な場合),副鼻腔炎,月経痛,分娩後疼痛,歯痛の消炎・鎮痛・解熱

3(3のみ)急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛

用法

12初回500mg その後6時間毎に1回250mg(増減) 31回500mg頓用(増減) ►但し原則として1日2回まで 1日最大1,500mgを限度 小児1回0.2mL(メフェナム酸として6.5mg)/kgを標準とし頓用(増減) ►但し,原則として1日2回まで ►空腹時投与回避 注意他の消炎鎮痛薬との併用は避けることが望ましい

禁忌

1)消化性潰瘍(直接作用及びPG生合成抑制により,胃の血流量が減少し悪化)

2)重篤な血液異常(PG生合成抑制による血小板機能障害等悪化)

3)重篤な肝障害

4)重篤な腎障害

5)重篤な心機能不全

6)過敏症

7)アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作誘発)又はその既往歴(気管支拡張作用を低下させ喘息発作誘発)

8)重篤な高血圧症(腎のPG生合成抑制により,水,Naの貯留が起こり,浮腫,血圧上昇)

9)過去に本剤による下痢を起こした患者(再発)

10)妊娠末期

注意

〈基本〉

①対症療法であることに留意

除く〕慢性疾患には以下を考慮

a)長期投与する場合には,定期的に尿検査,血液検査,肝機能検査等を実施

b)薬物療法以外の療法も考慮

急性疾患には以下を考慮

a)急性炎症,疼痛,発熱の程度を考慮

b)原則として長期投与を回避

c)原因療法があれば行う

④過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等発現→高熱を伴う幼小児,高齢者,消耗性疾患の患者では十分注意

➎めまい,眠気→運転注意

⑥自己免疫性溶血性貧血,無顆粒球症,顆粒球減少,骨髄形成不全が現れる→血液検査を行うなど観察を十分に

〈検査〉イクトテストによる尿ビリルビン検査では偽陽性を呈するので,他の検査

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