適応
1各種がんにおける鎮痛
2腰痛症,肩関節周囲炎,頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎
用法
11日1回2枚を胸部,腹部,上腕部,背部,腰部又は大腿部に貼付し,1日(約24時間)毎に貼替え ►症状や状態により1日3枚に増量可 21日1回1枚又は2枚を胸部,腹部,上腕部,背部,腰部又は大腿部に貼付し,1日(約24時間)毎に貼替え 注意
①投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り回避し,やむを得ず併用の際には必要最小限の使用にとどめ十分注意
②13枚貼付時の全身曝露量が経口剤の通常用量投与時と同程度に達する為,1日貼付枚数は3枚を超えない
禁忌
1)消化性潰瘍(消化性潰瘍を悪化)
2)重篤な血液の異常(血液の異常を悪化)
3)重篤な腎機能障害
4)重篤な肝機能障害
5)重篤な高血圧症
6)重篤な心機能不全
7)過敏症
8)アスピリン喘息(NSAIDs等により誘発される喘息発作)又はその既往(重症喘息発作を誘発)
9)妊婦・妊娠
10)トリアムテレン投与中
注意
〈基本〉
①消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法である旨に留意
②過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等の発現があるので,特に高熱を伴う高齢者又は消耗性疾患の患者では使用後の状態に十分注意
③重篤な肝機能障害の発現があるので十分に観察.特に連用の際は定期的な肝機能検査が望ましい
➍眠気,めまい,霧視の訴え→運転不可
⑤2漫然とした使用は避け,以下を考慮
a)長期使用する場合には,定期的に尿検査,血液検査及び肝機能検査等を実施
b)薬物療法以外の療法も考慮
〈適用上〉
①交付時
a)貼付部位
1.創傷面又は湿疹・皮膚炎等がみられる部位及び放射線照射部位は避けて貼付
2.貼付部位の皮膚を拭い,清潔にしてから貼付.又貼付部位の水分は十分に取り除く
3.皮膚刺激を避ける為,貼付箇所を毎回変更
b)貼付時
1.包装袋から取り出した後は,速やかに貼付
2.ライナーをはが