適応
関節リウマチ 注意比較的発症早期の関節リウマチ患者に使用することが望ましい
用法
1日300mg 分3(他の消炎鎮痛薬等と併用) 注意鎮痛消炎作用を持たないため投与前から使用の消炎鎮痛剤等を併用.但し6カ月間継続投与しても効果が現れない場合は中止
禁忌
妊婦・妊娠授乳婦
注意
〈基本〉
①関節リウマチの治療法に十分精通し,病態並びに副作用発現に注意しながら使用
②投与中は臨床症状を十分観察,定期的に臨床検査(血液検査,肝機能,腎機能検査等)
患者背景
〈合併・既往〉消化性潰瘍又はその既往歴(悪化) 〈腎〉腎機能障害又はその既往歴(悪化) 〈肝〉肝機能障害(悪化)
〈妊婦〉禁忌(動物で胎児移行) 〈授乳婦〉禁忌(動物で乳汁中移行) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉低用量(1回1錠1日2回)から開始等注意.定期的な肝・腎機能検査等,異常の際は減量又は休薬等処置.主として腎臓から排泄,高い血中濃度持続のおそれ
副作用
〈重大〉
1)ネフローゼ症候群,急性腎障害
2)間質性肺炎,肺線維症(発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常を伴う間質性肺炎)→中止し副腎皮質ホルモン剤投与等処置
3)再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少
4)肝機能障害(AST・ALT・Al-Pの上昇等)
5)消化性潰瘍,出血性大腸炎
〈その他〉
1)腎臓〔腎機能異常(蛋白尿,BUN・Cr・尿NAGの上昇等),血尿〕
2)肝臓(AST・ALT・Al-Pの上昇等)
3)血液(白血球減少,顆粒球減少,貧血,血小板減少)
4)消化器(腹痛,嘔気・嘔吐,口内炎,舌炎,食欲不振,消化不良,下痢,胃潰瘍,口内乾燥,口唇腫脹)
5)皮膚(発疹,瘙痒感,湿疹,脱毛,紅斑性発疹,蕁麻疹)
6)精神神経(頭痛,めまい,しびれ感,傾眠)
7)その他(浮腫,倦怠感,発熱,耳鳴,視力異常,複視,味覚異常,動悸)
動態
Tmax:1.88±0.25時間 T1/2:0.86±0.15