診療支援
薬剤

フィルゴチニブマレイン酸塩新様式H
3999
filgotinib maleate
ジセレカ Jyseleca(ギリアド)
 :100・200mg

適応

1既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)

2中等症~重症の潰瘍性大腸炎の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

注意

1)1過去の治療において,メトトレキサートをはじめとする少なくとも1剤の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与

2)2過去の治療において,少なくとも1剤の既存治療薬(ステロイド,免疫抑制剤等)による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与

3)2生物製剤で効果不十分又は不耐容な潰瘍性大腸炎患者を対象とした寛解導入試験において,主要評価項目である投与10週時に寛解を達成した被験者の割合で,プラセボ群との有意差が認められていないことから,添付文書「臨床成績」の項の内容を十分理解した上で,適応患者を選択

用法

200mgを1日1回経口 ►1状態に応じて100mgを1日1回投与可 ►2維持療法では状態に応じて100mgを1日1回投与可 注意

①中等度又は重度の腎機能障害患者には100mgを1日1回経口投与

a)正常又は軽度腎機能障害(eGFR≧60mL/min/1.73m2)→200mgを1日1回(状態に応じて100mgを1日1回)

b)中等度腎機能障害(30≦eGFR<60mL/min/1.73m2)→100mgを1日1回

c)重度腎機能障害(投与の適否を慎重に判断)(15≦eGFR<30mL/min/1.73m2)→100mgを1日1回

d)末期腎不全(eGFR<15mL/min/1.73m2)→投与不可

1免疫抑制作用が増強されると感染症リスクの増加の予想→本剤と抗リウマチ生物製剤や他のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤,タクロリムス,シクロスポリン,アザチオプリン,ミゾリビン等の免疫抑制剤(局所製剤以外)との併用は不可.本剤と当該薬剤との併用経験はない

2投与開始後10

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