診療支援
薬剤

セルトリズマブ ペゴル(遺伝子組換え)新様式EH
3999
certolizumab pegol(genetical recombination)
シムジア Cimzia(UCB)
 皮下注:200mg/1mL/シリンジ・オートクリックス

適応

1関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) 2既存治療で効果不十分な次の疾患:尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症 注意1原則として既存治療で効果不十分な関節リウマチに限定.但し関節の構造的損傷の進展リスクが高いと推測される患者に対しては,抗リウマチ薬による治療歴がない場合でも使用できるが,最新のガイドライン等を参照した上で患者の状態を評価し,本剤使用の必要性を慎重に判断 2以下のいずれかを満たす患者に投与

1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ

2)難治性の皮疹,関節症状又は膿疱を有する

用法

11回400mgを初回,2週後,4週後に皮下注,以後1回200mgを2週間の間隔で皮下注.尚,症状安定後には,1回400mgを4週間の間隔で皮下注可 21回400mgを2週間の間隔で皮下注射.症状安定後には,1回200mgを2週間の間隔,又は1回400mgを4週間の間隔で皮下注射 注意

①他の生物製剤の併用について安全性及び有効性は未確立

1治療反応は,通常投与開始から12週以内に得られる.12週以内に治療反応が得られない場合は現在の治療計画の継続を慎重に再考

1関節の構造的損傷の進展リスクが高いと推測される抗リウマチ薬による治療歴がない患者に対して本剤を使用する場合→MTX併用が望ましい

1本剤とアバタセプトの併用禁.海外臨床試験で,抗TNF製剤とアバタセプトの併用療法を受けた患者では併用による効果の増強は示されておらず,感染症及び重篤な感染症の発現率が抗TNF製剤のみによる治療を受けた患者と比べて高かった

2治療反応は,通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない場合は治療計画の継続を慎重に再考

!警告

1)結核,肺炎,敗血症を含む重篤な感染症及び脱髄疾患の新たな発生もしくは悪

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