診療支援
薬剤

ブロチゾラム新様式運転×
1124
brotizolam
レンドルミン Lendormin(ベーリンガー)
 :0.25mg D錠:0.25mg
ブロチゾラム(0.25 OD錠0.25 各社)

適応

1不眠症

2麻酔前投薬

用法

11回0.25mg 就寝前(増減) 2手術前夜:1回0.25mg 就寝前 麻酔前:1回0.5mg(増減) 注意1就寝直前に服用.服用して就寝後,睡眠途中に一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させない

禁忌

1)急性閉塞隅角緑内障(眼圧上昇)

2)重症筋無力症(悪化)

注意

〈基本〉

➊眠気等→運転不可

OD錠口腔内で崩壊するが,口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため,崩壊後は唾液又は水で飲み込む

③連用により薬物依存生じることがある.漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討

〈適用上〉

OD錠寝たままで水なしで服用させない

〈その他〉

①投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で,新たに本剤を投与する場合,本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれ

患者背景

〈合併・既往〉

①呼吸機能が高度に低下:不可(やむを得ない場合を除く).肺性心,肺気腫,気管支喘息,脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下(炭酸ガスナルコーシスを起こすおそれ)

②心障害(悪化)

③脳に器質的障害(作用増強)

④衰弱患者

〈腎〉腎障害(代謝・排泄が遅延) 〈肝〉肝障害(代謝・排泄が遅延)

〈妊婦〉有益のみ(ベンゾジアゼピン系化合物で奇形児等障害児出産が多い疫学的報告.ベンゾジアゼピン系で新生児に哺乳困難,嘔吐,活動低下,筋緊張低下,過緊張,嗜眠,傾眠,呼吸抑制・無呼吸,チアノーゼ,易刺激性,神経過敏,振戦,低体温,頻脈等.これらの症状は,離脱症状・新生児仮死として報告される場合もある.黄疸増強.分娩前の連用:ベンゾジアゼピン系で新生児に離脱症状) 〈授乳婦〉不可(動物で母乳中移行.ジアゼパムでヒト母乳中移行,新生児に嗜眠,体重減少等) 〈小児〉臨床試験未実施 〈高齢〉慎重に(運動失調等の副作用→少量から開始等

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