診療支援
薬剤

リルマザホン塩酸塩水和物新様式運転×
1129
rilmazafone hydrochloride hydrate
リスミー Rhythmy(共和)
 :1・2mg

適応

1不眠症

2麻酔前投薬

用法

11日1回(就寝前) 1~2mg(増減) 21回2mg(就寝前又は手術前)(増減) ►高齢者には1回2mgまで 注意不眠症には,就寝直前に服用させる.又,服用して就寝後,睡眠途中に一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させない

禁忌

1)過敏症

2)急性閉塞隅角緑内障(眼圧上昇)

3)重症筋無力症(悪化)

注意

〈基本〉

➊眠気等(本剤の影響が翌朝以後に及ぶ)→運転不可

②連用により薬物依存生じることがある.漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討

〈その他〉投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬)を投与された患者で,新たに本剤を投与する場合,鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれ

患者背景

〈合併・既往〉

①肺性心,肺気腫,気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下:不可(やむを得ない場合を除く)(炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい)

②衰弱者(作用増強)

③脳に器質的障害(作用増強)

〈腎〉

①腎障害(体内蓄積による副作用発現に注意)

②腎不全(少量から開始)

〈肝〉肝障害(体内蓄積による副作用発現に注意)

〈妊婦〉有益のみ(他のベンゾジアゼピン系化合物で奇形児等の障害児出産多いとの疫学的調査報告.ベンゾジアゼピン系で新生児に哺乳困難,嘔吐,活動低下,筋緊張低下,過緊張,嗜眠,傾眠,呼吸抑制・無呼吸,チアノーゼ,易刺激性,神経過敏,振戦,低体温,頻脈等.これらの症状は,離脱症状・新生児仮死として報告される場合もある.黄疸増強.分娩前の連用:ベンゾジアゼピン系で出産後新生児に離脱症状) 〈授乳婦〉不可(母乳中移行.新生児に嗜眠,体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており,また黄疸を増強する可能性.本剤による動物試験(ラット)で乳汁中に移行) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高

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