診療支援
薬剤

クアゼパム新様式運転×
1124
quazepam
ドラール Doral(久光)
 :15・20mg
クアゼパム(15・20 各社)

適応

1不眠症

2麻酔前投薬

用法

11回20mg 就寝前(増減) 2手術前夜:1回15~30mg就寝前(増減) ►1日最高量は30mg 注意

①反応に個人差があるため少量から投与を開始.やむを得ず増量する場合は観察を十分に行いながら慎重に.ただし,30mgを超えないこととし,症状の改善に伴って減量に努める

1就寝直前に服用.服用して就寝後,睡眠途中に一時的に起床して仕事等をする可能性がある時は服用させない

禁忌

1)過敏症

2)急性閉塞隅角緑内障(眼圧上昇)

3)重症筋無力症(症状悪化)

4)睡眠時無呼吸症候群(呼吸障害悪化)

5)リトナビル投与中

注意

〈基本〉

➊食後服用回避(相互〈併用禁忌〉参照)

➋本剤の影響が翌朝以後に及び,眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下→運転不可

③連用により薬物依存を生じることがある.漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討

〈その他〉

①投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬)を投与された患者で,新たに本剤を投与する場合,本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれ

患者背景

〈合併・既往〉

①肺性心,肺気腫,気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している:不可(やむを得ない場合を除く)(炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい)

②衰弱者(作用増強)

③心障害(悪化)

④脳に器質的障害(作用増強)

〈腎〉薬物の体内蓄積による副作用発現に注意 〈肝〉薬物の体内蓄積による副作用発現に注意

〈妊婦〉有益のみ(他のベンゾジアゼピン系化合物で奇形児等の障害児出産の疫学的調査報告.ベンゾジアゼピン系で新生児に哺乳困難,嘔吐,活動低下,筋緊張低下,過緊張,嗜眠,傾眠,呼吸抑制・無呼吸,チアノーゼ,易刺激性,神経過敏,振戦,低体温,頻脈等.これらの症状は,離脱症状・新生児仮死として報告される場合もある.黄疸増強.分娩前の連用:ベンゾジ

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