適応
小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善 注意
1)神経発達症の診断は,米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)に基づき慎重に実施し,基準を満たす場合のみ投与
2)入床を一定の時間帯にする等の睡眠衛生指導,可能な場合は行動療法的治療を実施し,入眠潜時の延長のある患者に投与
3)6歳未満又は16歳以上への有効性及び安全性は未確立(臨床試験は未実施)
用法
小児1日1回1mgを就寝前に経口(増減) 1日最大4mg 注意
①就寝の直前に服用.就寝後,睡眠途中に一時的に起床し作業等の可能性がある際は服用させない
②増量は睡眠状況を観察しながら行い,1週間以上の間隔を空ける
③最高血中濃度低下の恐れ→食事と同時又は食直後の服用は回避
禁忌
1)過敏症
2)フルボキサミンを投与中
注意
〈基本〉
①連用中における中止により,神経発達症に伴う諸症状又は睡眠障害の悪化→中止の際は状態を慎重に観察
②投与開始