適応
1不眠症
2麻酔前投薬
3不安緊張状態の鎮静,持続睡眠療法における睡眠調節
用法
11日1回50~100mg 就寝前(増減) 2手術前夜:100~200mg 手術前1~2時間:100mg(増減) 31回25~50mg 1日2~3回(増減) 注意1就寝直前に服用させる.又,服用して就寝後,睡眠途中に一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させない
禁忌
1)過敏症(バルビツール酸系化合物)
2)急性間歇性ポルフィリン症(酵素誘導によりポルフィリン合成促進→悪化)
3)ミトタンを投与中
注意
〈基本〉
①連用により薬物依存.漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討
➋眠気等→運転不可
患者背景
〈合併・既往〉
①以下の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き不可
a)心障害(バルビツール酸系化合物を大量投与した場合,血管拡張作用,心拍出量の減少が知られており,血圧下降が増強されるおそれ)
b)呼吸機能が低下(悪化)
②虚弱者(呼吸抑制)
③脳に器質障害(中枢作用増強)
④アルコール中毒,薬物依存の傾向又は既往歴,重篤な神経症(連用により薬物依存)
〈腎〉治療上やむを得ないと判断される場合を除き不可(排泄の遅延により副作用発現のおそれ) 〈肝〉治療上やむを得ないと判断される場合を除き不可(代謝の遅延により副作用発現のおそれ)
〈妊婦〉妊C有益のみ〔類薬(フェノバルビタール)で催奇形作用報告.新生児の出血傾向,呼吸抑制.分娩前の連用で新生児に退薬症候(多動,振戦,反射亢進,過緊張等)〕 〈授乳婦〉非推奨(移行) 〈小児〉臨床試験は未実施(呼吸抑制) 〈高齢〉少量から開始(めまい,運動失調,呼吸抑制等)
相互
〈併用禁忌〉ミトタン:睡眠作用減弱(機序は明確でないが海外報告) 〈併用注意〉
1)アルコール:中枢神経抑制作用(催眠,鎮静,昏睡等)増強→減量等処置
2)抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン,プ