適応
1不眠症
2脳波・心電図検査等における睡眠
用法
1日1回1~2g(10~20mL) 就寝前又は検査前 小児20~80mg/kg(総量2gを超えない) ►風味図 注意患者の年齢・状態・目的等を考慮した体重当たりの1回量は,5㎏:100~400mg(1~4mL),10㎏:200~800mg(2~8mL),15㎏:300~1200mg(3~12mL),20㎏:400~1600mg(4~16mL),25㎏:500~2000mg(5~20mL),30㎏:600~2000mg(6~20mL)
禁忌
1)過敏症(本剤,抱水クロラール)(生体内でトリクロルエタノールとなる)
2)急性間欠性ポルフィリン症(増悪)
注意
〈基本〉
①呼吸抑制:特に小児は呼吸数・心拍数・経皮的動脈血酸素飽和度等をモニタリングする等注意
②抱水クロラールは,本剤と同様に生体内でトリクロルエタノールとなるため併用で過量投与となるおそれ
➌運転不可
④連用により薬物依存生じることがある.漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討
患者背景
〈合併・既往〉
①虚弱者(呼吸抑制)
②呼吸機能低下(呼吸抑制)
③重篤な心疾患又は不整脈(増悪)
〈腎〉肝臓において加水分解,腎臓より排泄されるため,血中濃度の持続・上昇により副作用を増強 〈肝〉肝臓において加水分解,腎臓より排泄されるため,血中濃度の持続・上昇
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉一般に成人に比し薬剤感受性が高いので少量から投与を開始等慎重に.無呼吸,呼吸抑制,痙攣は低出生体重児,新生児,乳幼児での報告が多い.無呼吸・呼吸抑制:心肺停止に至った例も報告.痙攣(間代性痙攣,部分発作等) 〈高齢〉慎重に(呼吸抑制→少量から開始等)
相互
〈併用注意〉
1)中枢神経抑制薬(フェノチアジン誘導体,バルビツール酸誘導体等),MAO阻害薬の作用増強→やむを得ない場合は減