適応
心身症(過敏性腸症候群,慢性胃炎,胃・十二指腸潰瘍)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ
用法
1日12mg 分3(増減)
禁忌
1)急性閉塞隅角緑内障(眼圧上昇により症状悪化)
2)重症筋無力症(筋弛緩作用による症状悪化)
注意
〈基本〉
➊眠気等→運転不可
②連用により薬物依存を生じることがある→漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討
〈その他〉投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬)を投与された患者で,新たに本剤を投与する場合,本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれ
患者背景
〈合併・既往〉
①心障害(悪化)
②脳に器質的障害(作用増強)
③衰弱者(感受性高く,傾眠,運動失調発現)
④中等度又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)(症状悪化)
〈腎〉高い血中濃度持続 〈肝〉副作用増強
〈妊婦〉有益のみ(他のベンゾジアゼピン系化合物で口唇裂・口蓋裂等が有意に多い疫学的