診療支援
薬剤

抗不安薬(概要)

▼抗不安薬の分類

抗不安薬の分類

 

Ⅰ.ベンゾジアゼピン受容体作動薬

 

1)ベンゾジアゼピン受容体作動薬を第1選択薬とする

2)抗不安効果に大きな差はない

3)作用時間と力価を参考にして選択する

4)高齢者には,短期作用型,(超)長期作用型,高力価型の投与は避ける

5)依存性に注意し漫然と使用しない

 

標準1日最低用量

 5mg≧:高力価型

 10mg≦:低力価型

 

作用時間 (未変化体のT1/2)

 6時間>  :短期作用型

 6~24時間 :中期作用型

 24~50時間:長期作用型

 50時間< :超長期作用型

 

短期作用型

1)不安発作(パニック症)に対する頓用に有用

2)連用後に中断すると,反跳性不安や退薬症候を起こしやすい

3)高力価型では健忘やせん妄・錯乱の報告がある

 

長期作用型

1)服薬回数を削減できる

2)依存者の離脱に有用

3)連用によって体内蓄積を起こすおそれがある

1短期作用型(6時間以内)

A.高力価型

エチゾラム

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