適応
統合失調症
用法
1日1回1mgから開始後,4日以上の間隔をあけ増量.1日1回2mgを経口 注意
①4mg/日を超える用量での安全性は未確立
②本剤と強いCYP2D6阻害剤(キニジン,パロキセチン等)及び/又は強いCYP3A4阻害剤(イトラコナゾール,クラリスロマイシン等)併用の場合及びCYP2D6の活性欠損判明患者(Poor Metabolizer)は,本剤の血漿中濃度が上昇する為,次を参考に用法・用量の調節を行う
a)強いCYP2D6阻害剤又は強いCYP3A4阻害剤の何れかを併用:1回1mgを1日1回
b)CYP2D6の活性欠損判明:1回1mgを1日1回
c)強いCYP2D6阻害剤及び強いCYP3A4阻害剤の何れも併用:1回1mgを2日に1回OD錠又は1回0.5mgを1日1回
d)CYP2D6の活性欠損判明患者が強いCYP3A4阻害剤を併用:1回1mgを2日に1回OD錠又は1回0.5mgを1日1回
禁忌
1)昏睡状態
2)バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下(中枢神経抑制作用が増強)
3)アドレナリンを投与中(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)
4)過敏症
注意
〈基本〉
➊運転不可
②興奮,敵意,誇大性等の精神症状を悪化させる可能性がある為,観察を十分に行い,悪化がみられた場合は他の治療法に切り替える等処置
③投与により高血糖や糖尿病の悪化が現れ,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡に至る事があるので投与中は口渇,多飲,多尿,頻尿等の症状に注意すると共に特に糖尿病又はその既往歴或いはその危険因子を有する患者では血糖値の測定等の観察を十分に行う
➍投与に際し予め上記③の副作用が発現する場合がある事を患者及びその家族に十分に説明し高血糖症状(口渇,多飲,多尿,頻尿等)に注意し,当該症状が現れた場合は直ちに投与を中断し,医師の診察を受けるよう指導
➎原疾患に