クロカプラミン塩酸塩水和物H運転×

1179

clocapramine hydrochloride hydrate

クロフェクトン Clofekton(田辺三菱)

　錠：10・25・50mg　顆粒：10％　100mg/g

適応

統合失調症

用法

1日30～150mg　分3

禁忌

1)昏睡状態，循環虚脱状態(状態悪化)

2)バルビツール酸誘導体・麻酔薬等の中枢神経抑制薬の強い影響下(中枢神経抑制薬の作用延長，増強)

3)アドレナリン投与中(アナフィラキシー救急治療を除く)

4)過敏症(本剤，イミノジベンジル系化合物)

注意

〈基本〉

➊眠気等→運転不可

②制吐作用を有するため，他の薬剤に基づく中毒，腸閉塞，脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化あり注意

③抗精神病薬において肺塞栓症，静脈血栓症等の血栓塞栓症の報告→不動状態，長期臥床，肥満，脱水状態等の危険因子では注意

〈その他〉

①治療中，原因不明の突然死の報告

②(外国)認知症関連高齢患者への使用で死亡率が高いとの報告

〈小児〉未確立　〈妊婦〉回避(動物で催奇形性．妊娠後期の抗精神病薬投与により，新生児に哺乳障害，傾眠，呼吸障害，振戦，筋緊張低下，易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状)　〈高齢〉慎

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年11月7日　掲-ID：yak_00000-00_a005c002d003e003z0001）