適応
躁病,統合失調症の興奮及び幻覚・妄想状態
用法
1日300~600mg 分服(増減) 1日1,800mgまで増量可
禁忌
1)過敏症
2)昏睡状態(悪化)
3)バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制薬の強い影響下(中枢神経抑制作用増強)
4)重症心不全(悪化)
5)パーキンソン病又はレビー小体型認知症(錐体外路症状悪化)
6)脳障害(脳炎,脳腫瘍,頭部外傷後遺症等)(高熱反応→全身冷却又は解熱剤投与等処置)
7)プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)(抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促進し病態悪化)
8)QT延長を起こす薬剤(イミプラミン,ピモジド等)投与中
注意
〈基本〉
➊眠気等→運転不可
②制吐作用を有するため,他の薬剤に基づく中毒,腸閉塞,脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化あり注意
〈その他〉
①治療中,原因不明の突然死の報告
②(外国)認知症関連高齢患者への使用で死亡率が高いとの報告
患者背景
〈合併