適応
1統合失調症
2双極Ⅰ型障害における気分エピソードの再発・再燃抑制
用法
1回400mgを4週に1回臀部筋肉内又は三角筋内に投与.尚,症状,忍容性に応じて1回量300mgに減量 注意
①初回投与後徐々に血漿中薬物濃度が上昇することから,初回投与後は2週間を目処に,以下の投与量を参考に経口アリピプラゾール製剤の併用を継続等適切な治療を行う〔切替え前の経口製剤の投与量→切替え後の投与量(2週間)〕
a)6~15mg/日→6mg/日
b)18~24mg/日→12mg/日
c)30mg/日→15mg/日
②本剤とCYP2D6阻害剤(キニジン,パロキセチン等)及び,又はCYP3A4阻害剤(イトラコナゾール,クラリスロマイシン等)を併用の際は,本剤の血漿中濃度上昇あり→以下を参考に減量等を考慮(シリ:300mgを下回る用量は投与不可→300mg未満に減量の際は,バイアル製剤を用いる)
a)本剤400mg単剤投与に相当する用量→減量後の本剤の用量
1.CYP2D6阻害薬又はCYP3A4阻害薬のいずれかを併用→300mg
2.CYP2D6阻害薬及びCYP3A4阻害薬のいずれも併用→200mg
b)本剤300mg単剤投与に相当する用量→減量後の本剤の用量
1.CYP2D6阻害薬又はCYP3A4阻害薬のいずれかを併用→200mg
2.CYP2D6阻害薬及びCYP3A4阻害薬のいずれも併用→160mg
!警告
1)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現→本剤投与中は高血糖の徴候・症状に注意.特に,糖尿病又はその既往歴,危険因子を有する患者には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与.投与にあたっては,血糖値測定等の観察を十分に
2)予め上記副作用が発現する場合があることを,患者及びその家族に十分に説明し,口渇,多飲,多尿,頻尿,多食,脱力感等の異常に注意し,このような