診療支援
薬剤

トラゾドン塩酸塩新様式H運転×
1179
trazodone hydrochloride
デジレル Desyrel(ファイザー)
レスリン Reslin(オルガノン)
 :25・50mg
トラゾドン塩酸塩(25・50 共和)

適応

うつ病・うつ状態 注意24歳以下で自殺念慮・自殺企図のリスク増加の報告.投与にあたってはリスクとベネフィットを考慮

用法

初期1日75~100mg 1日200mgまで増量 1~数回に分服(増減)

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊眠気,注意力・集中力,反射運動能力等低下→運転不可

②うつ症状を呈する患者は希死念慮があり,自殺企図のおそれ.投与開始早期・投与量変更の際には状態及び病態の変化を注意

③不安,焦燥,興奮,パニック発作,不眠,易刺激性,敵意,攻撃性,衝動性,アカシジア・精神運動不穏,軽躁,躁病等の報告.これらの症例において基礎疾患の悪化・自殺念慮・自殺企図・他害行為の報告→注意深く観察するとともに,これらの場合には増量せず徐々に減量し中止等処置

④自殺傾向が認められる患者には,1回分の処方日数を最小限に

➎家族等に自殺念慮や自殺企図,興奮,攻撃性,易刺激性等の行動変化・基礎疾患の悪化のリスク等について十分説明,医師と緊密に連絡を取り合うよう指導

⑥投与量の急激な減少ないし中止により嘔気,頭痛,倦怠感,易刺激性,情動不安,睡眠障害,筋攣縮等の離脱症状→徐々に減量等慎重に

⑦QT延長,心室頻拍(torsades de pointesを含む),心室細動,心室性期外収縮が現れることがあるので,定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に

⑧無顆粒球症の報告→血液検査等の観察を十分に

〈その他〉

①(海外)大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした,本剤を含む複数の抗うつ薬の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において,24歳以下では,自殺念慮や自殺企図の発現リスクが抗うつ薬投与群でプラセボ群と比較して高かった.尚,25歳以上における自殺念慮や自殺企図の発現リスク上昇は認められず,65歳以上においてはそのリスクが減少

②50歳以上を対象に実施された海外疫学調査でSSRI及び三環系抗うつ薬で骨折リスク上昇の

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