診療支援
薬剤

クエチアピンフマル酸塩新様式EH運転×
1179
quetiapine fumarate
ビプレッソ Bipresso(共和)
 徐放錠:50・150mg

適応

双極性障害におけるうつ症状の改善

用法

1回50mgより投与を開始し,2日以上の間隔をあけて1回150mgへ増量.その後更に2日以上の間隔をあけて推奨用量である1回300mgに増量.尚何れも1日1回就寝前とし食後2時間以上あける 注意肝機能障害のある患者及び高齢者ではクリアランスが減少し血漿中濃度が上昇する事がある為,2日以上の間隔をあけて患者の状態を観察しながら1日50mgずつ慎重に増量

!警告

1)著しい血糖値上昇から糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の重大な副作用発現し死亡の可能性→血糖値測定等観察を十分に

2)上記副作用があることを患者・家族に十分に説明,口渇,多飲,多尿,頻尿等の異常に注意し,このような症状が現れた場合には直ちに投与中断し診察を受けるよう指導

禁忌

1)昏睡状態(悪化)

2)バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制薬の強い影響下(中枢神経抑制作用増強)

3)アドレナリン投与中(アナフィラキシーの救急治療を除く)

4)過敏症

5)糖尿病糖尿病の既往歴

注意

〈基本〉

①本剤の投与により著しい血糖値の上昇から,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の致命的な経過を辿ることがあるので,本剤投与中は血糖値の測定や口渇,多飲,多尿,頻尿等の観察を十分に行う.特に,高血糖,肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者では血糖値が上昇し,代謝状態を急激に悪化させる

②本剤の投与により低血糖が現れることがあるので,本剤投与中は脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等の低血糖症状に注意すると共に血糖値の測定等の観察を十分に

➌本剤の投与に際し,予め上記①及び②の副作用が発現する場合があることを患者及びその家族に十分に説明し,高血糖症状(口渇,多飲,多尿,頻尿等),低血糖症状(脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等)に注意し,当該症状が現れた場合には,直ちに投与を中断し,医師の診察を受け

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