診療支援
薬剤

リスデキサンフェタミンメシル酸塩新様式H運転×
1179
lisdexamfetamine mesilate
ビバンセ Vyvanse(塩野義)
 カプセル:20・30mg

適応

小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD) 注意

1)本剤の使用実態下における乱用・依存性に関する評価が行われるまでの間は他のAD/HD治療薬が効果不十分な場合にのみ使用

2)6歳未満及び18歳以上の患者における有効性及び安全性は未確立

3)18歳未満で本剤により薬物治療を開始した患者において,18歳以降も継続して本剤を投与する場合には,治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に投与すると共に定期的に本剤の有効性及び安全性を評価し,有用性が認められない場合には投与中止を考慮し漫然と投与しない

4)AD/HDの診断は米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)等の標準的で確立した診断基準に基づき慎重に実施し基準を満たす場合にのみ投与

用法

小児には30mgを1日1回朝.症状により1日70mgを超えない範囲で増減 ►増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として20mgを超えない範囲で行う 注意

①本剤の投与量は必要最小限となるよう患者毎に慎重に観察しながら調節

②高度の腎機能障害患者(GFR30mL/min/1.73m2未満)には1日用量として50mgを超えて投与しない.又透析患者又はGFR15mL/min/1.73m2未満の患者では更に低用量の投与を考慮し増量に際しては患者の状態を十分に観察

③不眠の発現の恐れがある為,就寝時間等を考慮し午後の服用は回避

!警告

1)投与は注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の診断,治療に精通し,かつ薬物依存を含む本剤のリスク等についても十分に管理できる,処方登録システムに登録された医師のいる医療機関及び薬剤師のいる薬局において,登録患者に対してのみ行う.又当該薬局においては調剤前に当該医師・医療機関・患者が登録されている事を確認した上で調剤を行う

2)投与にあたっては,患者又は代諾者に対して本剤の有効性,安全性及び目的以外への使用や他人へ譲渡しない

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?