診療支援
薬剤

スチリペントール新様式H運転×
1139
stiripentol(STP)
ディアコミット Diacomit(Meiji Seika)
 ドライシロップ:250・500mg/分包 カプセル:250mg

適応

クロバザム及びバルプロ酸Naで十分な効果が認められないDravet症候群における間代発作又は強直間代発作に対するクロバザム及びバルプロ酸Naとの併用療法

用法

〔1歳以上〕50mg/kg/日を2~3回に分割して食事中又は食直後に投与 ►20mg/kg/日から開始し,1週間以上の間隔をあけ10mg/kgずつ増量 ►体重50kg以上では,1日1,000mgから開始し,1週間以上の間隔をあけ500mgずつ増量 ►1日最大投与量は50mg/kg又は2,500mgのいずれか低い方を超えない 注意

①単独では投与せず,クロバザム及びバルプロ酸Naと併用(単独での使用経験なし)

②本剤はクロバザム及びバルプロ酸Naの代謝を阻害するため,本剤の投与開始又は増量により食欲減退,傾眠,ふらつき等発現の際は,各薬剤の血中濃度推移等を確認し,クロバザム及びバルプロ酸Naの減量についても考慮

➌本剤の吸収は食事の影響を受けやすく,有効性及び安全性は食事中又は食直後投与により確認→必ず食事中又は食直後に服用するよう指導(吸収が低下し,作用が減弱)

④カプセル剤ではDS剤と比較してCmaxが低くなるので,切り替えの際は,血中濃度測定等状態を十分に観察

⑤肝機能障害又は腎機能障害には,低用量から開始し,本剤及び併用抗てんかん薬の血中濃度測定を行い,状態を慎重に観察しながら徐々に増量

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①血液障害(好中球減少症,血小板減少症等),肝機能障害→投与前及び投与中は,定期的に血液検査,肝機能検査.血液障害,肝機能障害では,特に注意

②腎機能障害→投与前及び投与中は,定期的に腎機能検査.腎機能障害では,特に注意

③不整脈,QT延長等の可能性→投与前及び投与中は,定期的に心電図検査等状態を慎重に観察

➍食欲減退が高頻度→予め患者及びその家族に十分に説明し,必要に応じて医師の診察を受けるよう指導

⑤体重減少→投与中は定

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