診療支援
薬剤

ビガバトリン新様式H運転×
1139
vigabatrin(VGB)
サブリル Sabril(サノフィ)
 :500mg/包

適応

点頭てんかん

用法

生後4週以上には1日50mg/kgから投与開始.症状に応じ3日以上の間隔をあけ1日投与量として50mg/kgを超えない範囲で漸増.1日最大投与量は150mg/kg又は3gのいずれか低い方を超えない,いずれも1日2回に分け用時溶解し経口 注意投与開始後2~4週間に治療効果が認められない場合,或いは最高投与量150mg/kg/日を投与しても症状の改善が認められない場合→中止を考慮

!警告

1)投与を受けた約1/3の患者で不可逆的な視野狭窄が発現.投与は点頭てんかんの診断,治療に精通しかつ本剤の安全性及び有効性についての十分な知識を有し,サブリル処方登録システム(Sabril Registration System for Prescription:SRSP)に登録された医師・薬剤師がおり,網膜電図検査等の眼科検査に精通した眼科専門医と連携が可能な登録医療機関において,登録患者に対してのみ行う

2)視野狭窄の発現頻度は曝露期間の延長,累積投与量の増加に伴い高くなる為,投与開始時及び投与中はSRSPに準拠して定期的に視野検査を含めた眼科検査を実施.視野狭窄,或いは網膜電図検査等で異常が認められた場合は本剤による治療の継続の必要性を慎重に判断し,有益性が危険性を上回る場合にのみ治療を継続.治療を継続する場合には,より頻回に眼科検査を行い,本剤の継続が適切であるかどうか定期的に判断

3)投与にあたっては,患者又は代諾者に本剤の有効性及び危険性を文書により説明し,文書で同意を取得

禁忌

1)過敏症

2)SRSPの規定を遵守できない患者

注意

〈基本〉

①不可逆的な視野障害及び視力障害の発現の報告.視野障害は軽度~重度の両側性求心性視野狭窄であり,通常鼻側から現れ,殆どの場合は耳側視野より鼻側視野が広範に欠損.3カ月程度で急激に発現又は悪化することがある→視野障害をモニタリングする為,少な

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