診療支援
薬剤

ピロヘプチン塩酸塩新様式運転×
1169
piroheptine hydrochloride
トリモール Trimol(長生堂)
 :2mg 細粒:2% 20mg/g

適応

パーキンソン症候群 注意抗パーキンソン薬は,フェノチアジン系薬剤,レセルピン誘導体等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジア)を通常軽減しない.場合によってはこのような症状を増悪顕性化あり注意

用法

1日6~12mg 分3(増減)

禁忌

1)閉塞隅角緑内障

2)過敏症

3)重症筋無力症(抗コリン作用のため,筋緊張低下がみられ,症状悪化のおそれ)

4)前立腺肥大等の尿路に閉塞性疾患(抗コリン作用のため,排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮がみられ,排尿障害を悪化させるおそれ)

注意

〈基本〉

①投与中は定期的に隅角検査及び眼圧検査を行うことが望ましい

➋眠気,視調節障害,注意力・集中力・反射機能等の低下→運転不可

患者背景

〈合併・既往〉

①開放隅角緑内障(抗コリン作用で眼圧上昇し症状悪化)

②不整脈又は頻拍傾向(抗コリン作用のため,心機能亢進を来し症状悪化のおそれ)

③高温環境(抗コリン作用のため発汗抑制が起こり易い

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