診療支援
薬剤

ロクロニウム臭化物新様式
1229
rocuronium bromide
エスラックス Eslax(MSD)
 静注:25・50mg(2.5・5.0mL)/V
ロクロニウム臭化物(25・50 各社)

適応

麻酔時の筋弛緩,気管挿管時の筋弛緩

用法

挿管用量:0.6mg/kg静注し,術中必要に応じて0.1~0.2mg/kgを追加投与 持続注入:7μg/kg/分の投与速度で持続注入を開始(増減) ►挿管用量の上限は0.9mg/kgまで 注意

①作用持続時間は用量依存で長くなる→0.9mg/kgを挿管用量として投与の際は注意

②持続注入の際は,筋弛緩モニタリング装置を用いて適切に注入速度を調節

!警告

‍ 作用及び使用法について熟知した医師のみが使用

禁忌

1)過敏症(本剤,臭化物)

2)重症筋無力症,筋無力症候群の患者のうち,スガマデクスNaに対して過敏症の既往歴(筋弛緩回復剤であるスガマデクスNaを使用できないため,筋弛緩作用が遷延しやすい)

注意

〈基本〉

①呼吸抑制→十分な自発呼吸が回復するまで必ず調節呼吸を行う(ガス麻酔器又は人工呼吸器を使用)

②重症筋無力症,筋無力症候群では,非脱分極性筋弛緩剤に対する感受

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?