診療支援
薬剤

インコボツリヌストキシンA新様式運転△
1229
incobotulinumtoxinA
ゼオマイン Xeomin(帝人)
 筋注用:50・100・200単位/V

適応

1上肢痙縮 2下肢痙縮 注意

1)本剤は理学療法,作業療法等の標準的治療の代替とはならない為,当該治療と併用して使用

2)本剤は非可逆的拘縮状態となった関節の可動域の改善に対しては効果を有しない

3)痙縮の原因となる疾患の診断及び治療を併せて行う

用法

複数の緊張筋(1橈側手根屈筋,尺側手根屈筋,浅指屈筋,深指屈筋,腕橈骨筋,上腕二頭筋,上腕筋,方形回内筋,円回内筋,長母指屈筋,母指内転筋,短母指屈筋/母指対立筋等)〔2腓腹筋(内側頭,外側頭),ヒラメ筋,後脛骨筋,長趾屈筋,長母趾屈筋等〕に合計400単位を分割して筋注.1回あたりの最大投与量は400単位であるが,対象となる緊張筋の種類や数により投与量は必要最小限となるよう適宜減.又再投与は前回の効果が減弱した場合に可能であるが,投与間隔は12週以上とする.尚症状に応じて投与間隔は10週まで短縮可 注意

①上肢痙縮及び下肢痙縮に同時投与する場合には,それぞれの効能又は効果で規定されている投与量の上限及び投与間隔を厳守した上で,1回あたりの投与量は合計で800単位までとし,患者の状態に応じて徐々に増量する等慎重に.海外臨床試験において,上肢痙縮及び下肢痙縮に400単位から200単位ずつ増量し,合計800単位までを同時に投与した経験はあるが,国内臨床試験では,上肢痙縮及び下肢痙縮に本剤を同時投与した経験はない

②本剤の力価(単位)はA型ボツリヌス毒素製剤特有のもので,B型ボツリヌス毒素製剤とは異なること,又換算もできないことに留意し,必ず本剤の投与量を慎重に確認してから投与する

③本剤と他のA型及びB型ボツリヌス毒素製剤の同時投与は原則回避.本剤と他のA型及びB型ボツリヌス毒素製剤を同時投与した際の安全性及び有効性は未確立

④他のA型又はB型ボツリヌス毒素製剤を投与後に本剤を使用する際には,少なくとも他のA型及びB型ボツリヌス毒素製剤の用法及

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