診療支援
薬剤

スコポラミン臭化水素酸塩水和物新様式運転△
1242
scopolamine hydrobromide hydrate
ハイスコ Hysco(杏林)
 皮下注:0.5mg/1mL/A

適応

麻酔の前投薬,特発性及び脳炎後パーキンソニズム

用法

1回0.25~0.5mg 皮下注(増減)

禁忌

1)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し症状悪化)

2)前立腺肥大による排尿障害(排尿障害助長)

3)重篤な心疾患(心臓運動促進により悪化)

4)麻痺性イレウス(腸管弛緩助長)

5)過敏症

6)喘息(気管支分泌量減少,粘着性増大,分泌物の排出困難)

7)肝炎(肝代謝のため肝機能障害では代謝されにくくなり,副作用が起こり易くなる)

注意

〈基本〉

➊眼の調節障害,眠気,眩暈等→運転注意

患者背景

〈合併・既往〉

①前立腺肥大(排尿障害)

②うっ血性心不全(心臓運動促進により悪化)

③不整脈(頻脈や不整脈)

④潰瘍性大腸炎(中毒性巨大結腸が現れる)

⑤甲状腺機能亢進症(頻脈,体温上昇,発汗等の交感神経興奮様症状増強)

⑥高温環境(発汗抑制作用により体温上昇)

⑦てんかん(感受性増大)

⑧開放隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧

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