適応
麻酔の前投薬,特発性及び脳炎後パーキンソニズム
用法
1回0.25~0.5mg 皮下注(増減)
禁忌
1)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し症状悪化)
2)前立腺肥大による排尿障害(排尿障害助長)
3)重篤な心疾患(心臓運動促進により悪化)
4)麻痺性イレウス(腸管弛緩助長)
5)過敏症
6)喘息(気管支分泌量減少,粘着性増大,分泌物の排出困難)
7)肝炎(肝代謝のため肝機能障害では代謝されにくくなり,副作用が起こり易くなる)
注意
〈基本〉
➊眼の調節障害,眠気,眩暈等→運転注意
患者背景
〈合併・既往〉
①前立腺肥大(排尿障害)
②うっ血性心不全(心臓運動促進により悪化)
③不整脈(頻脈や不整脈)
④潰瘍性大腸炎(中毒性巨大結腸が現れる)
⑤甲状腺機能亢進症(頻脈,体温上昇,発汗等の交感神経興奮様症状増強)
⑥高温環境(発汗抑制作用により体温上昇)
⑦てんかん(感受性増大)
⑧開放隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧