適応
内耳障害に基づくめまい
用法
1回7.5~15mg 1日3回(増減)
禁忌
1)重症の冠動脈疾患(悪化のおそれ)
2)頭部及び頸部外傷直後(頸部交感神経が興奮している場合,めまい悪化)
3)カテコールアミン製剤(アドレナリン等),エフェドリン,メチルエフェドリンを投与中
注意
〈基本〉過度の使用継続で不整脈,場合により心停止のおそれがあるため過度の使用注意 〈適用上〉
➊カプセル中の顆粒を噛まずに服用
患者背景
〈合併・既往〉
①甲状腺機能亢進症(悪化のおそれ)
②糖尿病(悪化のおそれ)
③高血圧症(血圧上昇のおそれ)
④心疾患(動悸,不整脈等が現れるおそれ)
〈妊婦〉妊A有益のみ(動物で催奇形作用の報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続または中止 〈高齢〉減量等注意(生理機能低下)
相互
〈併用禁忌〉カテコールアミン製剤(アドレナリン等),エフェドリン,メチルエフェドリン:不整脈,場合により心停止のおそれ(アドレナリン作動性神経刺激増大) 〈併用注意〉
1)β2刺激薬(サルブタモール等):不整脈,場合により心停止のおそれ(アドレナリン作動性神経刺激増大)
2)キサンチン誘導体(テオフィリン,アミノフィリン,ジプロフィリン等),ステロイド薬(ベタメタゾン,プレドニゾロン,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルNa等),利尿薬(フロセミド等):低K血症による不整脈を起こすおそれ(キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため,またステロイド薬及び利尿薬は尿細管でのK排泄促進作用があるため血清K値低下を増強)
3)強心配糖体(ジゴキシン等):不整脈を起こすおそれ(共に異所性調律生成を誘発し,不整脈が起こる可能性が高くなる)
過量投与
〈症状〉副作用症状(頻脈,心悸亢進,神経過敏,悪心等の交感神経過剰興奮症状)が強く現れるおそれ.又,過度の使用により心停止或いは重篤な気道抵抗の上昇等を起こすおそれ
副作用
〈重大〉重