適応
内眠気,倦怠感,血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛(片頭痛,高血圧性頭痛,カフェイン禁断性頭痛等) 注眠気,倦怠感,血管拡張性及び脊椎穿刺後頭痛
用法
内1回0.1~0.6g 1日2~3回(増減) 注1回0.1~0.4g 1日1~3回(増減) 皮下注・筋注・静注
注意
〈適用上〉注できるだけ緩徐に静注
患者背景
〈合併・既往〉
①胃潰瘍又はその既往歴(胃液分泌を促進)
②心疾患(徐脈,頻脈)
③緑内障(悪化)
〈妊婦〉妊A有益のみ(長期連用回避,カフェインが胎盤通過) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(長期連用回避,母乳中移行) 〈小児〉注低出生体重児,新生児には注意〔外国のベンジルアルコール大量静注で中毒症状(あえぎ呼吸,アシドーシス,痙攣等)が低出生体重児に報告.添加剤にベンジルアルコール含有〕 〈高齢〉減量等注意(生理機能低下)
相互
〈併用注意〉
1)他のキサンチン系薬剤(アミノフィリン,ジプロフィリン,テオフィリン等),中枢神経興奮薬(エフェドリン,マオウ等):過度の中枢神経刺激作用発現(前記薬剤の代謝・排泄遅延)
2)MAO阻害薬(セレギリン,ラサギリン,サフィナミド):頻脈,血圧上昇等発現
3)シメチジン:過度の中枢神経刺激作用発現(本剤の代謝・排泄遅延)
飲食物
過量投与
〈症状〉消化器症状(悪心,嘔吐等),循環器症状(不整脈,血圧上昇等),精神神経症状(痙攣,昏睡),呼吸器症状(呼吸促進,呼吸麻痺等)等の増悪 〈処置〉興奮状態の対症療法はジアゼパム注,フェノバルビタール注等の中枢神経抑制薬投与を考慮し,呼吸管理実施
副作用
〈その他〉内大量投与で出現
1)循環器(頻脈,期外収縮)
2)精神神経系(振戦,耳鳴,不眠,不穏)
注大量投与(振戦,頻脈,期外収縮,耳鳴,不眠,不穏等)
作用
主としてカフェインの薬理作用に基づく
構造式
規制
末劇 注処方箋