▼片頭痛治療薬の分類
片頭痛治療薬の分類
Ⅰ.トリプタン系薬剤
スマトリプタン薬 | イミグランKit/錠/点鼻20 | 1)現在,片頭痛治療の第1選択薬であり,中等度以上の発作では禁忌がなければ使用する 2)虚血性心疾患や脳血管障害の既往,末梢血管障害を有する場合などは禁忌である 3)いずれもセロトニン受容体(5-HT1B/1D受容体)に作用して強い血管収縮作用を有し,過度に拡張した血管を収縮させることにより発作を軽減する 4)早期服用(頭痛発作開始30分以内)のほうが治療の効果がみられる.頭痛軽減作用は各薬剤間に大きな差はない 5)皮下注は速効性があり,有効率も高いので,片頭痛発作重積例や内服のタイミングを逃した例に有用である 6)点鼻液は,悪心・嘔吐などにより内服が困難な例に有用であり,比較的速効性もあるが,苦いのが欠点である 7)片頭痛の予防効果はない 8)エルゴタミン製剤よりも有効で副作用は少ない.副作用には |