適応
多発性硬化症の再発予防 注意進行性多発性硬化症に対する有効性及び安全性は未確立
用法
1回30μgを週1回筋注 注意
①注射部位反応(発赤,発疹等)の報告→投与毎に注射部位変更
②ペン投与部位は大腿上部外側
!警告
1)本剤又は他のインターフェロン製剤でうつ病や自殺企図の報告→うつ病,自殺企図の症状又は他の精神神経症状発現時には直ちに医師に連絡するよう注意を与える
2)間質性肺炎発現あり→状態を十分に観察し,呼吸困難等発現時には直ちに医師に連絡するよう注意を与える
禁忌
1)過敏症(本剤,他のインターフェロン製剤)
2)重度のうつ病又は自殺念慮又はその既往歴
3)非代償性肝疾患
4)自己免疫性肝炎
5)治療により十分な管理がされていないてんかん(症状悪化)
6)小柴胡湯投与中
7)過敏症(ワクチン等生物学的製剤)
注意
〈基本〉
➊投与初期にインフルエンザ様症状(筋痛,発熱,疲労,冷感,無力症,頭痛,悪心・嘔吐等)発現→予め説明.投与数時間~数日後に発現あり→投与後数日間は慎重に観察とともに,異常の際は,NSAIDsの併用等処置
②過敏症等の反応予測のため,十分な問診とともに,予めプリック試験が望ましい
➌劇症肝炎等の重篤な肝障害あり→投与開始前及び投与中は肝機能検査(AST,ALT,γ-GTP等)を定期的に(1~3カ月に1回)行う等→異常の際は減量,休薬等処置.肝機能障害既往では,投与開始1~2週間後にも検査が望ましい.又,肝機能障害惹起薬剤やアルコール等と併用により肝障害発現の可能性→併用の際は十分注意.投与後に悪心・嘔吐,倦怠感,食欲不振,尿濃染,眼球結膜黄染等の症状→医師に連絡するよう指導
④汎血球減少症,白血球減少又は血小板減少等の血球数減少あり→血液検査を定期的に行い観察
⑤投与中は尿検査(尿蛋白)を定期的に
➏自己投与:医師が妥当性を検討し,十分な教育訓練を実施後,危険性と対処法を患者が理解し,自ら確