適応
脊髄性筋萎縮症 注意
1)遺伝子検査によりSMN1遺伝子の欠失又は変異を有し,SMN2遺伝子のコピー数1以上が確認された患者に投与
2)SMN2遺伝子のコピー数1及び5以上の患者における有効性・安全性は未確立.当該患者へ投与する際はリスクとベネフィットを考慮した上で開始し状態を慎重に観察
3)永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性・安全性は未確立.当該患者へ投与する際は状態を慎重に観察し,定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断.効果が認められない際は中止
4)早産児及び生後2カ月未満の乳児に対する有効性・安全性は未確立.Ⅰ型脊髄性筋萎縮症患者の臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され,薬物動態,有効性・安全性を検討
用法
生後2カ月以上2歳未満には0.2mg/kgを1日1回食後に経口.2歳以上には体重20kg未満で0.25mg/kg,体重20kg以上で5mgを1日1回食後に経口 注意
➊本剤が口腔内に残るのを防ぐ為,服用後に水を飲ませる
②本剤と脊髄性筋萎縮症に対する他剤との併用について安全性・有効性は未確立→併用を回避
►風味図
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉脊髄性筋萎縮症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師の下で投与 〈適用上〉
➊調製時
a)溶液に調製してから患者へ交付
b)調製時には本剤を吸入しないよう注意.又手袋等を着用し,皮膚や粘膜に直接触れないようにする.皮膚及び粘膜に本剤が付着した場合には石鹸と水で十分に洗い流し,眼に付着した際は水で洗浄
c)調製方法:79mLの精製水を瓶に加えて施栓後,瓶内の粉末が溶解するまでよく振り混ぜる.0.75mg/mLの溶液80mLとなる
d)調製した溶液は凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し,本剤以外の容器に移し替えない.又調製後64日以内に使用し残液は廃棄
➋交付時:患者又は保護者等に対し次の点に注意するよう指導
a)添付されている経