診療支援
薬剤

ピラセタム新様式運転×
119
piracetam
ミオカーム Myocalm(UCB)
 内服液:333.3mg/mL

適応

皮質性ミオクローヌスに対する抗てんかん剤等との併用療法

用法

1回12mL(ピラセタムとして4g) 1日3回,3~4日間.その後患者の状態に合わせて,1回3mLずつ1日3回の割合で3~4日毎に増量し,至適用量を決定し,投与継続 ►1回15~21mL(ピラセタムとして5~7g),1日3回まで漸増,最高量は1回21mL,1日3回まで(増減) 注意

①ほぼ100%腎臓から排泄,以下の基準を参考とし投与量を調節

a)Ccr:60~40mL/分,血清クレアチニン:1.25~1.70mg/dL→通常量の1/2

b)Ccr:40~20mL/分,血清クレアチニン:1.7~3.0mg/dL→通常量の1/4

c)腎Ccrが20mL/分以下には禁忌

②本剤は抗てんかん剤等との併用にて使用

③通常投与を中止する場合には3~4日間毎に1回3mL(ピラセタムとして1g)ずつ1日3回の割合で減量.連用中における投与量の急激な減量ないし投与の中止によりミオクローヌス重積状態

禁忌

1)過敏症

2)重症腎不全(腎Ccrが20mL/分以下)

3)脳出血が確認されている又は疑わしい患者(脳出血悪化のおそれ)

注意

〈基本〉

➊以下のことを含めて本剤の有効性及び安全性について患者に十分説明し,同意を得る

a)国内においては比較臨床試験が未実施

b)一般臨床試験において,少数例で有効性と安全性が検討されたものである

②連用中には定期的に肝・腎機能検査,血液検査を行うことが望ましい

➌眠気,抑うつ,運動過剰等→運転不可

④目のかすみ,白内障あり→定期的に眼科検査が望ましい

⑤長期投与により横紋筋融解症の可能性→必要に応じCK等の臨床検査が望ましい

〈取扱上〉冷蔵庫等の低温の場所に保存すると液層の分離,凍結,結晶析出の可能性

患者背景

〈合併・既往〉

①出血傾向(血小板凝集抑制作用を有する)

②甲状腺機能亢進症(錯乱,過敏状態,睡眠障害のおそれ)

③ハンチントン病(症

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