適応
中等度~高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群) 注意
1)レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)の診断は,国際レストレスレッグス症候群研究グループの診断基準及び重症度スケールIRLSに基づき慎重に実施し,基準を満たす場合にのみ投与
2)原則,ドパミンアゴニストによる治療で十分な効果が得られない場合,又はオーグメンテーション(症状発現が2時間以上早まる,症状の増悪,他の部位への症状拡大)等によりドパミンアゴニストが使用できない場合に限り投与〔国内臨床試験において主要評価項目である治療期最終時点におけるIRLS合計スコアの変化量ではプラセボ群との差は認められていない〕
用法
1日1回600mg夕食後 注意
①中等度の腎機能障害(30mL/分≦Ccr<60mL/分):1日1回300mg
②軽度の腎機能障害(60mL/分≦Ccr<90mL/分):1日1回300mg,最大用量は1日1回600mg
►増量に際しては副作用発現に留意し状態を十分に観察しながら慎重に
禁忌
1)過敏症(本剤,ガバペンチン)
2)高度の腎機能障害(Ccr<30mL/分)
注意
〈基本〉
①体重増加あり→肥満に注意し,肥満の徴候の際は,食事療法,運動療法等の処置.特に,投与量増加,長期投与に伴い体重増加あり→定期的に体重計測
➋眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下→運転不可
③霧視,調節障害等の眼障害が生じる可能性→診察時に眼障害について問診を行う等注意し異常の際は処置
④効果が認められない場合には,漫然と投与しない
〈適用上〉
➊PTP包装から取り出し無包装状態で高温・多湿下の条件に放置すると品質低下→一包化×
➋服用時:徐放性製剤で,割ったり,砕いたり,すりつぶしたりしないで,そのまま噛まずに服用するよう指導(徐放性が失われるおそれ)
〈取扱上〉
➊熱により黄変あり
〈その他〉
①(海外で活性代謝物であるガバペンチ