診療支援
薬剤

テトラベナジン新様式運転×
119
tetrabenazine
コレアジン Choreazine(アルフレッサ)
 :12.5mg

適応

ハンチントン病に伴う舞踏運動 注意本剤の効果はハンチントン病に伴う舞踏運動の改善に限定されており,舞踏運動以外の症状改善は期待できないことに留意

用法

1日量12.5mg(1日1回)から開始し,以後症状を観察しながら1週毎に1日量として12.5mgずつ増量,維持量を定める(増減) ►1日最高投与量は100mg ►1日量25mg→1日2回,1日量が37.5mg以上→1日3回,1回最高投与量は37.5mg 注意

①低用量から始め,抑うつ症状,アカシジア及びパーキンソニズム等の発現について観察を十分に,忍容性をみながら慎重に増量し,患者毎に適切な維持量を定める

②CYP2D6阻害作用を有する薬剤投与中又は遺伝的にCYP2D6の活性が欠損患者(poor metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(intermediate metabolizer)では,本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し副作用が発現しやすい→投与に際しては,忍容性に問題がない場合のみ徐々に増量等,状態を注意深く観察し,慎重に

!警告

‍ うつ病・うつ状態,自殺念慮,自殺企図が発現又は悪化することがあるので,個々の患者における治療上の有益性と危険性を慎重に判断した上で投与開始,状態及び病態の変化を注意深く観察.又,患者及びその家族等に対して,関連する症状が現れた場合には直ちに医師に連絡するよう指導

禁忌

1)自殺念慮,自殺企図,不安定なうつ病・うつ状態(症状悪化)

2)重篤な肝機能障害(Child-Pughスコア10以上)

3)MAO阻害薬投与中或いは投与中止後2週間以内

4)レセルピンを投与中或いは投与中止後3週間以内

5)過敏症

注意

〈基本〉

➊投与によりうつ病・うつ状態の発現又は悪化,又,認知機能の悪化あり→患者及びその家族等に対し十分に説明を行うとともに,治療上の有益性が危険性を上回っていることを常に確認し,投与継続が適

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