診療支援
薬剤

(合剤)ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド新様式運転△
2149
losartan potassium・hydrochlorothiazide
プレミネント Preminent(オルガノン)
 配合錠LD:ロサルタンカリウム50mg,ヒドロクロロチアジド12.5mg
 配合錠HD:ロサルタンカリウム100mg,ヒドロクロロチアジド12.5mg
ロサルヒド配合(LD・HD 各社)

適応

高血圧症 注意過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない

用法

1日1回1錠 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない 注意原則として,ロサルタン50mgで効果不十分な場合にLD錠の投与を,ロサルタン100mg又はLD錠で効果不十分な場合にHD錠の投与を検討

禁忌

1)過敏症

2)過敏症〔サイアザイド系薬剤,その類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)〕

3)妊婦・妊娠

4)重篤な肝機能障害

5)無尿又は透析中

6)急性腎障害

7)体液中のNa・Kが明らかに減少(低Na血症,低K血症等の電解質失調を悪化)

8)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

9)デスモプレシン(男性における夜間多尿による夜間頻尿)投与中

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

②一過性の血圧低下(ショック症状,意識消失,呼吸困難等を伴う)を起こす為,投与中は定期的(投与開始時:2週間毎,安定後:月1回程度)に血圧のモニタリング

③ヒドロクロロチアジドは低K血症を起こす.ロサルタン/ヒドロクロロチアジドとして50mg/12.5mgが投与された国内臨床試験において,血清K値は低下傾向を示し,また低K血症の発現頻度は高K血症よりも高かった.低K血症の発現がより懸念される為,血清K値のモニタリングを定期的に実施し観察

④ヒドロクロロチアジドは高尿酸血症を発現させる為,投与中は定期的に血清尿酸値のモニタリングを実施し観察

⑤ヒドロクロロチアジドは血糖値上昇若しくは糖尿病顕性化があるので観察

⑥ヒドロクロロチアジドは重篤な血液障害を発現させる為,定期的に検査等観察

➐降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

⑧手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用によ

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