診療支援
薬剤

(合剤)カンデサルタン シレキセチル・ヒドロクロロチアジド新様式運転△
2149
candesartan cilexetil・hydrochlorothiazide
エカード Ecard(武田テバ薬)
 配合錠LD:カンデサルタン シレキセチル4mg,ヒドロクロロチアジド6.25mg
 配合錠HD:カンデサルタン シレキセチル8mg,ヒドロクロロチアジド6.25mg
AGカデチア配合「あすか」(LD・HD あすか),カデチア配合(LD・HD 武田テバP)

適応

高血圧症 注意

1)過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない

2)原則として,カンデサルタン4mgで効果不十分な場合にLD錠の投与を,カンデサルタン8mg,又はLD錠で効果不十分な場合にHD錠の投与を検討

用法

1日1回1錠 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない

禁忌

1)過敏症〔本剤,他のサイアザイド系薬剤,その類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)〕

2)無尿又は血液透析中(ヒドロクロロチアジドの効果が期待出来ない)

3)急性腎不全

4)体液中のNa・Kが明らかに減少(ヒドロクロロチアジドは低Na血症,低K血症等の電解質失調を悪化)

5)妊婦・妊娠

6)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

7)デスモプレシン(男性における夜間多尿による夜間頻尿)投与中

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

②ヒドロクロロチアジドは低K血症或いは高尿酸血症を発現させる為,定期的に血清K値及び血清尿酸値のモニタリングを実施し観察

③ヒドロクロロチアジドの利尿効果は急激に現れる為,電解質失調,脱水に注意

➍降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

⑤手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下

⑥夜間の休息が特に必要な患者には,夜間の排尿を避ける為,午前中に投与が望ましい

〈検査〉甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることがある 〈その他〉

①ヒドロクロロチアジドの含有量が承認用量の倍量である12.5mgを用いたカンデサルタン/ヒドロクロロチアジド配合剤の国内臨床試験において,血中尿酸上昇が146例中16例(11%)に認められている

②海外で実施された疫学研究において,ヒドロクロロチアジドを投与された患

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