適応
高血圧症 注意
1)過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない
2)原則として,オルメサルタン及びアゼルニジピンを併用している場合,或いはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に,切替を検討
用法
1日1回1錠 朝食後 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない 注意
①本剤成分それぞれの用法及び用量を踏まえ,患者毎に用量決定
②原則として,増量は1つの有効成分ずつ行う
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
3)アゾール系抗真菌剤(経口剤,注射剤)(イトラコナゾール,ミコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール),HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤,ネルフィナビル,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル含有製剤),コビシスタット含有製剤を投与中
4)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)
注意
〈基本〉
①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討
②ARB投与中に肝炎等の重篤な肝障害が報告→肝機能検査等観察
③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下
➍降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意
➎Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき,症状悪化した症例が報告→休薬を要する場合は徐々に減量.又,患者に医師の指示なしに中止しないように注意
〈適用上〉メトホルミン製剤又はカモスタット製剤等と一包化し高温多湿条件下にて保存した場合,前記薬剤が変色する為,一包化×
〈その他〉
①アゼルニジピンによる治療中に心筋梗塞,心不全や不整脈(心房細動等)が報告(因果関係不明)
②アゼルニジピンによりCAPD(持続的外来腹膜透析)施行中の患者の透析排液が白濁する報告→腹膜炎等との鑑別に留意
患者背景
〈合併・既往〉
①両側性又