診療支援
薬剤

(合剤)カンデサルタン シレキセチル・アムロジピンベシル酸塩新様式運転△
2149
candesartan cilexetil・amlodipine besilate
ユニシア Unisia(武田テバ薬)
 配合錠LD:カンデサルタン シレキセチル8mg,アムロジピン2.5mg(ベシル酸塩として3.47mg)
 配合錠HD:カンデサルタン シレキセチル8mg,アムロジピン5mg(ベシル酸塩として6.93mg)
AGカムシア配合「あすか」(LD・HD あすか),カムシア配合(LD・HD 各社)

適応

高血圧症 注意

1)過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない

2)原則として,カンデサルタン8mg及びアムロジピンとして2.5mg~5mgを併用している場合,或いはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に,切替を検討

用法

1日1回1錠 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない 注意本剤成分それぞれの用法及び用量を踏まえ,患者毎に用量決定

禁忌

1)過敏症(本剤,ジヒドロピリジン系薬剤)

2)妊婦・妊娠

3)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

➋降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下

④アムロジピンは血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果が認められる為,投与中止後に他の降圧剤を使用するときは,用量並びに投与間隔に留意等慎重に投与

〈その他〉アムロジピンによる治療中に心筋梗塞や不整脈(心室性頻拍を含む)が報告(因果関係不明)

患者背景

〈合併・既往〉

①両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(カンデサルタンは,腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)

②高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(カンデサルタンは,高K血症を増悪.又,腎機能障害,コントロール不良の糖尿病等により血清K値が高くなり易い患者では,血清K値注意)

③厳重な減塩療法中,低Na血症,心不全合併(血圧,腎機能及び患者状態を観察.カンデサルタン投与により,稀に血圧が急激に低下し,ショック,失神,一過性の意識消失や腎機能低下)

④薬剤過敏症の既往歴

〈腎〉

①腎障害(血圧,腎機能及び患者状態を観察しながら慎重に

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?