適応
高血圧症
用法
1日1回150mg.尚,効果不十分な場合は,300mgまで増量出来る 注意服用時期は患者毎に食後又は食前(空腹時)のいずれかに規定し,原則として毎日同じ条件で服用するよう指導.尚,食前(空腹時)投与で食後投与に比べ血中濃度が高くなること等を踏まえ,食後投与での開始を考慮.服用時期を変更する場合は症状の変化に特に注意
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
3)イトラコナゾール,シクロスポリンを投与中
4)ACE阻害剤又はARBを投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)
5)サクビトリルバルサルタン投与中の糖尿病
注意
〈基本〉
➊降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意
②バイオアベイラビリティが低く個体間及び個体内変動が大きい為,種々の要因により臨床用量で推定される血中濃度を上回る
〈適用上〉
①PTPから取り出して調剤しない
②分割,粉砕しない
患者背景
〈合併・既往〉
①体液量又は塩分が明らかに減少(例えば,血液透析中,高用量の利尿剤投与中,厳重な減塩療法中)(症候性低血圧が生じた場合は適切な処置)
②両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)
③高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(高K血症を増悪)
〈腎〉慎重に投与.血清K値及び血清Cr値が上昇 〈生殖〉妊娠する可能性のある女性〔妊娠が把握されずACE阻害剤又はARBを使用し,胎児・新生児への影響(腎不全,頭蓋・肺・腎の形成不全,死亡等)が報告〕.投与に先立ち,代替薬の有無等も考慮して本剤の必要性を慎重に検討し,有益と判断される場合にのみ投与.又,投与が必要な場合には以下の注意事項に留意
①開始前に妊娠していないことを確認.投与中も定期的に確認.投与中に妊娠判明は,直ちに中止
②以下の事項について,開始時に患者に説明.又,