適応
1本態性高血圧症,腎性高血圧症
2前立腺肥大症に伴う排尿障害 注意〔前立腺肥大症に伴う排尿障害〕本剤による治療は原因療法ではなく,対症療法であることに留意し,投与により期待する効果が得られない場合は手術療法等,他の適切な処置を考慮
用法
1日1~1.5mg(1回0.5mg 1日2~3回)より始め,効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1.5~6mgまで漸増し,1日2~3回に分割.本態性高血圧症,腎性高血圧症では稀に1日15mgまで漸増することもある(増減)
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①起立性低血圧が現れる為,臥位のみならず立位又は座位で血圧測定を行い,体位変換による血圧変化を考慮し,座位にて血圧をコントロール
②投与初期又は用量の急増時等に,ときに急激な血圧低下による失神・意識喪失.一般に本症状は,投与後短時間で起こり,めまい,脱力感,発汗,動悸等の前駆症状を伴うのでその際は仰臥位をとらせる等措置.又,必要に応じて対症療法
➌投与初期又は用量の急増時等に,起立性低血圧に基づくめまい等→運転注意
〈その他〉
①腎及びその他の動脈狭窄症,脚部及びその他の動脈瘤等の血管障害のある高血圧患者で,投与により急性熱性多発性関節炎が報告
②α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において,α1遮断作用による術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が報告
患者背景
〈肝〉肝機能障害(血中濃度上昇)
〈妊婦〉妊B2有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(ヒトで母乳中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉低用量から開始等慎重に
相互
〈併用注意〉
1)利尿剤,他の降圧剤(ニフェジピン等):相互に作用増強→減量等注意
2)PDE5阻害作用を有する薬剤(バルデナフィル,タダラフィル,シルデナフィル):めまい等の自覚症状を伴う症候性低血圧を来
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