診療支援
薬剤

ブナゾシン塩酸塩新様式運転△
2149
bunazosin hydrochloride
デタントール Detantol(エーザイ)
 :0.5・1mg R錠:3・6mg(徐放)

適応

本態性高血圧症,腎性高血圧症,褐色細胞腫による高血圧症 徐錠高血圧症

用法

1日1.5mgより始め,効果が不十分な場合は1日3~6mgに漸増し,1日2~3回に分割し食後(増減) 1日最大12mgまで 徐錠1日1回3~9mg.但し,1日1回3mgから開始し,1日最大9mgまで

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊投与初期又は用量の急増時等に,起立性低血圧に基づく立ちくらみ,めまい等→運転注意

②起立性低血圧が現れる為,臥位のみならず立位又は坐位で血圧測定を行い,体位変換による血圧変化を考慮し,坐位にて血圧をコントロール

③投与初期又は用量の急増時等に立ちくらみ,めまい,悪心,又,胸部不快感,呼吸困難等が発現.その際は仰臥位をとらせる等措置.また必要に応じて対症療法(徐錠患者の合併症,既往歴等を考慮のうえ,昇圧剤の投与等の対症療法)

〈適用上〉

徐錠噛まずに服用(一過性の血中濃度上昇に伴い副作用が発現し易い)

〈その他〉

①類似化合物(プラゾシン)で腎及びその他の動脈狭窄,脚部及びその他の動脈瘤等の血管障害のある高血圧患者で,急性熱性多発性関節炎(1例)が報告

②α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において,α1遮断作用による術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が報告

患者背景

〈腎〉最高血中濃度上昇 〈肝〉肝機能低下患者では血中濃度上昇

〈妊婦〉有益のみ(動物で催奇形作用が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉低用量から開始等慎重に 徐錠以下に注意し,少量(3mg/日)から開始等慎重に

①副作用が発現し易い

②慎重に増量等注意.尚,過度の降圧が認められた場合は,減量又は中止するか,他の降圧剤への変更を考慮

相互

〈併用注意〉

1)利尿剤,他の降圧剤:作用増強→減量等注意(

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