適応
1本態性高血圧症,腎性高血圧症,褐色細胞腫による高血圧症
2前立腺肥大症に伴う排尿障害
3神経因性膀胱に伴う排尿困難 注意〔前立腺肥大症に伴う排尿障害〕本剤による治療は原因療法ではなく,対症療法であることに留意し,投与により期待する効果が得られない場合は手術療法等,他の適切な処置を考慮
用法
1いずれも1日30mg(1回15mg1日2回)より開始 1効果不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1日120mgまで漸増し,1日2回に分割し朝夕食後(増減) 2効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1日60~90mgまで漸増し,1日2回に分割し朝夕食後(増減) 1日最大90mgまで 31~2週間の間隔をおいて1日60mgに漸増し,1日2回に分割し朝夕食後(増減) 1日最大90mgまで
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①起立性低血圧が現れる為,臥位のみならず立位又は坐位で血圧測定を行い,体位変換による血圧変化を考慮し,坐位にて血圧をコントロール
②投与初期又は用量の急増時等に,意識喪失,立ちくらみ,めまい,悪心,心悸亢進,胸部不快感等.特に前立腺肥大症に伴う排尿障害患者では投与初期又は用量の急増時の3日以内に立ちくらみ.その際は仰臥位をとらせる等処置.又,必要に応じて対症療法
➌投与初期又は用量の急増時等に,起立性低血圧に基づく立ちくらみ,めまい等→運転注意
〈適用上〉徐放製剤である為,カプセル中の顆粒を噛まずに服用させる(一過性の血中濃度上昇による副作用)
〈その他〉
①類似化合物(プラゾシン)で腎及びその他の動脈狭窄,脚部及びその他の動脈瘤等の血管障害のある高血圧患者で,急性熱性多発性関節炎(1例)が報告
②α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において,α1遮断作用による術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が報告
③CD-1系マウスを用