適応
本態性高血圧症
用法
1回2mg 1日2回 効果が不十分な場合は,1回4mg 1日2回に増量(増減)
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊眠気,めまい,ふらつき等→運転注意
②類似化合物(クロニジン)を投与している患者で急に投与を中止すると,稀に血圧の上昇,神経過敏,頻脈,不安感,頭痛等のリバウンド現象が現れる為,使用にあたっても,投与を中止しなければならない場合には,徐々に減量
〈その他〉小児喘息の既往を有する高血圧患者で,投与により喘鳴が報告
患者背景
〈合併・既往〉
①狭心症,心筋梗塞(動物で心拍数減少と心収縮力低下が認められている為,症状悪化)
②高血圧以外の原因による心不全(動物で心拍数減少と心収縮力低下が認められている為,症状悪化)
③虚血性心疾患およびうっ血性心不全の既往歴(動物で心拍数減少と心収縮力低下が認められている為,症状悪化)
④脳血管障害(血圧下降に基づく脳血流量の低下により,脳梗塞を惹起)
〈腎〉腎障害(排泄遅延により,高い血中濃度が持続) 〈肝〉肝障害(肝初回通過効果を受けにくくなり,高い血中濃度が持続)
〈妊婦〉有益のみ(動物で妊娠早期に胚胎児吸収が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉低用量から開始等慎重に
相互
〈併用注意〉
1)中枢神経抑制薬(バルビタール,チオペンタール,モルヒネ,ブロチゾラム,ジアゼパム等):相互に作用増強→眠気,めまい,ふらつき等が認められた場合,本剤又は中枢神経抑制薬を減量若しくは中止等処置(本剤は一般薬理試験で各種の中枢抑制作用を示しまたチオペンタールによる睡眠時間の延長作用が認められている為,薬力学的な相加・相乗作用)
2)アルコール:相互に作用増強→眠気,めまい,ふらつき等が認められた場合,本剤を減量又はアルコールを中止等処置(本剤は一般薬理試験で各種の中枢抑制作用を示しまたチオ