診療支援
薬剤

(合剤)アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物新様式運転△
2190
amlodipine besilate・atorvastatin calcium hydrate
カデュエット Caduet(ヴィアトリス)
 配合錠:アムロジピン/アトルバスタチンとして,1番:2.5/5mg,2番:2.5/10mg,3番:5/5mg,4番:5/10mg
アマルエット配合(1番・2番・3番・4番 各社)

適応

アムロジピン及びアトルバスタチンによる治療が適切である以下患者に使用:高血圧症又は狭心症と,高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症を併発している患者 注意

1)原則として,アムロジピン及びアトルバスタチンを併用,或いはいずれか一方を使用している場合に,使用を検討.尚,両有効成分のいずれか一方を服用している患者に使用する場合は,患者状態を考慮した上で,各単剤の併用よりも投与が適切であるか慎重に判断

2)アムロジピンは効果発現が緩徐である為,緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待出来ない

3)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮

4)家族性高コレステロール血症ホモ接合体については,LDL-アフェレーシス等の非薬物療法の補助として,或いはそれらの治療法が実施不能な場合に適用考慮

用法

1日1回 尚,本剤成分それぞれの用法・用量に基づき,患者毎に用量決定 注意配合用量以外の用量を投与する場合は,個別のアムロジピン製剤又はアトルバスタチン製剤を用いることが出来るが,それぞれの成分の用法・用量の範囲内で投与

禁忌

1)過敏症(本剤,ジヒドロピリジン系化合物)

2)肝代謝能が低下していると考えられる以下患者(急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸)

3)妊婦・妊娠授乳婦

4)グレカプレビル・ピブレンタスビル投与中

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現することに留意

➋アムロジピンの降圧作用に基づくめまい等→運転注意

③アムロジピンは血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果が認められる為,投与中止後に他の降圧剤を使用するときは,用量並びに投与間隔に留意等慎重に投与

④予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や高血圧,喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮

⑤投与中は血

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