適応
本態性高血圧症(軽症~中等症),狭心症
用法
1日6~12mg 分2(増減) 1日最大18mg 注意褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者では,α遮断薬で初期治療後に投与し,常にα遮断薬を併用
禁忌
1)高度の徐脈(著しい洞性徐脈),房室ブロック(Ⅱ,Ⅲ度),洞房ブロック(刺激伝導系に抑制的に作用する為,症状悪化)
2)糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシドーシス(アシドーシスに伴う心筋収縮力の抑制を助長)
3)気管支喘息,気管支痙攣の恐れ(気管支平滑筋を収縮させる為,症状悪化)
4)心原性ショック(心拍出量低下作用により症状悪化)
5)肺高血圧による右心不全(心拍出量が抑制され,症状悪化)
6)うっ血性心不全(心筋収縮力を抑制して症状悪化)
7)未治療の褐色細胞腫又はパラガングリオーマ
8)妊婦・妊娠
9)PDE5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィル,バルデナフィル,タダラフィル)又はリオシグアトを投与