▼β遮断薬の分類
β遮断薬の分類
Ⅰ.β1非選択性でISAのないもの
プロプラノロール塩酸塩薬 | インデラル錠/注 | 1)プロプラノロールは最も早く開発された薬剤で臨床実績が多い 2)β2遮断作用は,振戦や片頭痛の治療に有効 |
ブフェトロール塩酸塩薬 | アドビオール錠 | |
ナドロール薬 | ナディック錠 |
Ⅱ.β1非選択性でISAのあるもの
ピンドロール薬 | カルビスケン錠 | 1)心機能抑制効果が少ない 2)β2刺激は血管拡張性に働き,末梢循環への悪影響が少ない 3)脂質代謝やインスリン抵抗性に影響が少ない |
カルテオロール塩酸塩 | ミケラン錠/細/LAカ薬 | |
| 小児用ミケラン細薬 |
Ⅲ.β1選択性でISAのないもの
メトプロロール酒石酸塩薬 | セロケン錠/L徐錠 | 1)β遮断薬のなかで使用頻度が高い 2)β2遮断作用が軽度であり,気道抵抗上昇が少なく,呼吸器疾患合併例にも使用しやすく,β2刺激薬との併用も可能 3)末梢循環への悪影響が少ない 4)低血糖を遷延させにく |